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2025/01/11 14:43
Carl Hansen & Son本社からKnud Erik Hansen社長のご自宅に出発です。以前ユーチューブでそのご自宅を社長自ら紹介されているのを見ました。「Cosy Homes: Hellerup Estate」というプログラムです。https://www.youtube.com/watch?v=nMFDBC2gbNM&t=126s
ぜひ見てみてください。とにかく歴史と風格を感じる築200年以上のお城のようなお屋敷です。
私はこれを見て、ここに行ってみたい、いつかここでミニチュアの写真を撮りたい、と思ったものです。
時々小雨が降る中、車で向かいます。デンマークは山もなければ川もない、まっ平らな国です。飲料水は当然地下水に頼っているので、土壌汚染は死活問題となります。デンマーク人が自然を愛し、環境問題に敏感なのもわかる気がします。
デンマーク国内で多少起伏があるのはデンマーク第二の都市Aarhusくらいだそうです。私は6年前にそのAarhusに行きましたが、それほど起伏があるようには感じませんでした。
今朝から平坦なFyn島内を車で走っていますが、高速道路は別としてだいたい道幅は狭く、交通量も少なめです。道路周辺は農地、牧草地、そして森です。森の占める割合が高いという感じです。
着きました。ユーチューブで繰り返し見た建物を前にして感無量です。
中に入ろうとして扉を開くとかなり大きなシェパードが飛び出してきました。社長の愛犬の歓迎は犬好きの私としては嬉しい限りです。
木製階段は長い歴史を物語る擦り減り加減です。それを上がるとインテリア雑誌の中に迷い込んだとしか思えないような最上階のインテリア。
今日のディナーは、先ほどミーティングしたアクセサリー部門のMs. Ullaと営業マネージャーのMr. Torben,そして元日本支社のマネージャーで日本語が堪能なMr. Williamsもご一緒です。この皆さんとここで食前酒のシャンパンをいただきました。
雨が上がったのでシェパードと一緒にお屋敷の裏手を歩きました。素晴らしい環境です。
ここでKnud Erik Hansen社長、Inger夫人が戻ってこられました。お二人はヘルシンキ出張から戻られたばかりなのです。お疲れのところ本当に恐れ入ります。
ディナーが始まりました。
Knud Erik Hansen社長から注いでいただく白ワインとともにデンマークの伝統料理のコースです。ソースやオイルでこってりしたものではなく、繊細さと素朴さを感じる料理の数々をとても美味しくいただきました。情報として入ってくるデンマーク料理はスメアブロ、日本式に言うとスモーブローというオープンサンドばかりですが、こういう伝統的な料理に興味があったんです。
このとき私は緊張しているつもりはなかったのですが、何分場慣れしておらず、実際にはかなり浮ついていたと後になって思います。お城のようなお屋敷の中、映画のセットのような部屋でのディナーです。同席するのはCarl Hansen & Sonの社長夫妻と幹部の方たち。雰囲気はとてもカジュアルです。でも私としてはどうふるまえばいいのかわからないといった状態でした。
いろいろ準備もしていたのですが、その多くが吹っ飛んでしまった感があります。
そんな中、用意してきたお土産を渡し、話を聞いてもらいました。
用意してきたお土産のひとつはユーチューブで見たこのお屋敷のリビングルームをミニチュアで再現したものでした。その中の置いた家具のひとつはKnud Erik Hansen社長のお父さんでCarl Hansen & Sonの二代目社長Mr. Holgerの手作りによる一品ものだったそうで、とても喜こばれました。
このリビングルームや回廊など、お屋敷内でたくさん写真を撮らせていただきました。
身に余るおもてなしとはこのことです。Mr. Knud Erik, Ms. Ingerには本当に感謝します。ディナーが終わり、帰途に着くとき、車のところまで見送って下さいました。
Mange tak for i dag. Farvel !!
今朝からずっとお世話になっているMr. Torbenがホテルまで送ってくれました。こんなにしていただいてCarl Hansen & Sonの皆さん、ありがとうございました。
明日は旅の目的その4,Fredericia Furnitureに訪問です。