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2021/09/13 08:16

編み方の解明のため試作を繰り返す

理由はわかりました。ではどうやって編むのか?
カールハンセン&サン社のホームページのCH25の製作動画とCH25の実物を見たおかげで、座の縦編み、横編みはかなりわかったつもりでしたが、最初の背の縦編みが難問でした。
木材で仮の背の部品を作り、ロープで繰り返し繰り返し繰り返し編み、できたと思ったら翌日にはもうわからなくなり、随分時間を費やしました。

次はミニチュアの形をラフに作り、太目の糸で全体を編んでみて、編み方が判明しました。



木製フレームの部品作り
さあそれでは1/10スケールのCH25の木製フレームを作ります。
三面図から部品図を作図。1/10の部品を作ります。
逆T字のようなサイドフレームは3mm厚の板をT字型に接合します。この接合には強度が必要なので、2φの丸棒をダボとして使います。そのためには3mm厚の板の木口中心に2.2φの穴をあける必要があります。

初めはドリルスタンドに取り付けたミニルーターで試みましたが、ドリルの回転ブレのため精度が出ず結局ピンバイスによる手作業で穴あけを行いました。そして出来たT字型部品に図面をスプレー接着剤で貼ります。
初めは写真のように樹脂板のテンプレートを作り、外形線を引きましたが、精度的にだめでした。ここは図面を貼り付けるしかないようです。

これを糸のこ盤で粗くカットして形を作ります。

下部の曲線部分はスポンジサンダーも使いますが、ここはペーパーコード分の段差の切削を含めてカッターナイフによる手作業がかなり多く、時間と手間がかかる工程です。


次に部品図に基づき各部品を作ります。笠木、背下、座前、座後、前脚、肘 などです。


前脚と肘以外のフレームを組み立てます。
これらの接合は1mm角棒をダボとして使い、

組み立て治具で挟んで接着します。

お楽しみに!