ブラックレザー風のシートとステンレス脚のｍiniCH88Pを作りました。

これまでは板座とブラック塗装の脚の88Tを作っていました。これにはわけがあるんです。

まず、これまではステンレス脚先端の黒いキャップ部分の表現ができませんでした。そこで仕方なく脚全体を塗装していました。

また、シート裏と脚フレームを固定する黒い樹脂の部品があります。これまでその部品をグレーのプラスチックで作り、黒く塗装していました。ごく小さな部品なのでカット面のグレーが目立ちます。これも脚フレームに部品を取り付けた後で全体を塗装すればグレーの部分は隠れます。

今回、やっと見つけた黒いプラスチックでシート裏の部品を精度よく作ることができました。そして脚先端部分のみ塗装することで、脚先キャップを表現できたのです。シートは松材を削り出すと、どうも全体の緩やかな湾曲が左右で対象にならなかったのですが、作業工程の見直しで解決。それを塗装し、ブラックレザー風になりました。

商品写真をご覧下さい。なかなか美しいでしょう。今、このミニチュアと同じ配色の実物CH88Pに座ってこの原稿を書いています。今年9月に我が家に届いたものですが、座りやすくてとても使いやすく、そして美しい、素晴らしい椅子です。この優れた実物CH88Pの名を汚さないminiCH88Pができたと思っています。