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2021/09/20 08:37

座の縦編みと横編み
次に座の縦編みです。
実物はペーパーコードを折り返す時、カギ型の釘にひっかけますが1/10ミニチュアの大きさではそうもいきません。
釘の位置に両面テープを貼り、タコ糸を折り返します。

両面テープからはがれるのを直しながら編み進め、次に折り返し部分を押さえるように糸を巻き付けます。

最後に折り返し部分に薄く接着剤を塗り、固めてはがれを防止します。 

座の横編みは2本ずつピンセットで編みます。ここは座の裏面で糸をつなげることが簡単です。
背の横編みも2本ずつ編みます。「針で縫うように編めばいいのに」と言ってくれた人がいましたが、ちょっと無理ですね。いろいろ工夫しましたがピンセットで編むのが一番のようです。
背面の飾り編みの編み目がきれいになるよう考えながら編み進めます。あともう一息。
最初はすべてを編むのに4日以上かかりましたが、工夫を重ねて今では2日あれば余裕で編めるようになりました。

完成! 製作中に感じること
最後に左右の前脚をつないだ後、肘を取り付けて完成。感無量です。


作図をしているとウェグナーさんの心を読み解いているように感じました。
ウェグナーさんのアイデアや知恵を分けてもらっているような気持ちになると言ったら大げさでしょうか。
部品を加工し、組立て、背と座を糸で編んでいると、
これもまたウェグナーさんやカールハンセン&サンの職人の方々とのある意味でこころの交流みたいだと勝手に感じてしまいます。


いつの日か、デンマークのカールハンセン&サンの工場を訪ねてみたいと本気で思っています。

それと、私共amblinminiではminiCH25は販売しておりません。ご了承ください。